『 子どもたちに駆け抜けるよろこびを』

コンセプトにカーボンインソールを開発しました。

2020年コロナ禍となり、自粛生活を余儀なくされて外で自由に遊ぶことができない子供たちに、
カーボンインソールを装着し走るよろこびを取り戻してほしい。

共同開発パートナー

公立大学法人 埼玉県立大学
大学院 理学療法学科
准教授 国分 貴徳氏

埼玉県立大学では、歩行や走行において非常に微細なデータを計測できる国内でも数少ない充実した計測環境を保有しています。例えば、トレッドミルに内蔵された床反力計やモーションキャプチャを組み合わせることにより関節の動きや床反力の方向をCGで可視化することができます。私たちはこれらの機器を用いた科学的データと、身体の構造や子供の成長を阻害しない理学療法学的アプローチにより、『BAKUSOLE』開発を進めてきました。

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< 開発のステップ >

はじめはすぐに評価ができるよう、試作品を設計・製造し社内メンバー(成人サイズ)で評価を着手し、会社の前で50m走や立ち幅跳び・垂直飛びなどを行い数値的な評価検証をスタートしました。
しかし、一定の効果はあるものの身体のコンディションや気分・体調によって、数値のバラつきが多くデータとしての信ぴょう性に欠けることなどを社内分析した結果、充実した計測環境を保有する埼玉県立大学に相談に伺いました。そして共同研究の開始から1年半、コツコツとデータ計測評価を行いました。

■ データドリブンによる開発

埼玉県立大学の保有する充実した計測環境と国分先生の身体の仕組みや子供の発達など専門的な知見により、『試作品製作~大学で計測~データに基づいた試作品を設計』というサイクルでデータに基づいた開発を進めました。

■ こだわり

1番のこだわりは、子ども用インソールのため子どもの成長を阻害しないことや、子どもならではの走り方などに着目し、筋力が発達した成人やアスリートの様に『つま先走り』ができない発達途中の子どもでも、踵の設置からつま先の蹴りだしまで効率的にサポートし続ける“HYPER CARBON構造”を採用し効率的な蹴りだしを実現しました。

< 効果検証 >

データドリブンによる開発にて、カーボンインソールがトレッドミル上で同じ速度で走った際に、少ない筋活動で走れることがインソール装着時に確認されています。開発してきたカーボンインソールが走りをサポートしていることが科学的にも検証されています。

■ 試着計測会

クラウドファンディングに向けた映像の撮影も兼ねて試着計測会を開催しました。インソールを取り替えたことがない方は特に『BAKUSOLE』装着により、硬い感じなど履きなれない感覚がありますが、しばらく継続して履き、慣れていくことで効果を実感していただけます。計測会では、結果に個人差はありましたが、一定のお子さんのタイムが上がり、嬉しい笑顔を見ることができました。
※効果には個人差があります。

■ 先行販売『クラウドファンディング』

テストマーケティングを兼ねて、2023年7月26日~9月6日に、クラウドファンディング『kibidango』『GREEN FUNDING』の先行販売を行いました。開催初日に目標金額を達成し、最終的に目標額1211%を達成することができました。

■ 自社ブランド『iR9』

『BAKUSOLE』の商品化により、今後の商品開発・販売や既存顧客との弊害などを考慮して、商品開発を担う部署を『iNCEPTION R9(iR9)』として立ち上げました。『iR9』は当社の目指す“人の身近に役立つモノづくり”をUCHIDAの技術x商品開発に生かし展開していくオリジナルブランドです。

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– ネットショップ開設 –

2023年12月8日よりネットショップを開設し、『BAKUSOLE』はオンライン注文が可能になりました。
今後さらに商品のラインナップを増やしていく計画です。

BAKUSOLE 公式ショップ