『 子どもたちに駆け抜けるよろこびを』
をコンセプトにカーボンインソールを開発しました。
共同開発パートナー
埼玉県立大学では、歩行や走行において非常に微細なデータを計測できる国内でも数少ない充実した計測環境を保有しています。例えば、トレッドミルに内蔵された床反力計やモーションキャプチャを組み合わせることにより関節の動きや床反力の方向をCGで可視化することができます。私たちはこれらの機器を用いた科学的データと、身体の構造や子供の成長を阻害しない理学療法学的アプローチにより、『BAKUSOLE』開発を進めてきました。
はじめはすぐに評価ができるよう、試作品を設計・製造し社内メンバー(成人サイズ)で評価を着手し、会社の前で50m走や立ち幅跳び・垂直飛びなどを行い数値的な評価検証をスタートしました。
しかし、一定の効果はあるものの身体のコンディションや気分・体調によって、数値のバラつきが多くデータとしての信ぴょう性に欠けることなどを社内分析した結果、充実した計測環境を保有する埼玉県立大学に相談に伺いました。そして共同研究の開始から1年半、コツコツとデータ計測評価を行いました。
埼玉県立大学の保有する充実した計測環境と国分先生の身体の仕組みや子供の発達など専門的な知見により、『試作品製作~大学で計測~データに基づいた試作品を設計』というサイクルでデータに基づいた開発を進めました。
データドリブンによる開発にて、カーボンインソールがトレッドミル上で同じ速度で走った際に、少ない筋活動で走れることがインソール装着時に確認されています。開発してきたカーボンインソールが走りをサポートしていることが科学的にも検証されています。
『BAKUSOLE』の商品化により、今後の商品開発・販売や既存顧客との弊害などを考慮して、商品開発を担う部署を『iNCEPTION R9(iR9)』として立ち上げました。『iR9』は当社の目指す“人の身近に役立つモノづくり”をUCHIDAの技術x商品開発に生かし展開していくオリジナルブランドです。
2023年12月8日よりネットショップを開設し、『BAKUSOLE』はオンライン注文が可能になりました。
今後さらに商品のラインナップを増やしていく計画です。