CFRTP とCFRPの違い『cfrp/cfrtp/cfrtsそれぞれの違いを解説』

 

CFRPとは?

CFRP(炭素繊維強化プラスチック):Carbon Fiber Reinforced Plasticsは、一般的にエポキシ等の熱硬化性樹脂をマトリクスとして炭素繊維で強化した素材のことです。

※熱を加えることで樹脂を硬化させ成形品を作ります。

※熱可塑性樹脂を用いたCFRTPと対比することからCFRTS:Carbon Fiber Reinforced Thermo Setと呼称することもあります。

航空機や自動車など多くの構造部品は、熱硬化性樹脂を用いたCFRPにて作られています。

熱可塑性樹脂と比べて、成形方法が幅広く大型部品や複雑形状などが可能で多品種少量生産に向いています。

CFRTPとは?

CFRTP (炭素繊維強化熱可塑性プラスチック) 熱可塑性CFRP:Carbon Fiber Reinforced Thermo Plasticsは、その名のとおり炭素繊維で強化された熱可塑性樹脂をマトリクスとした素材です。

※熱を加えることで溶融し、冷まし固めることで成形品を作ります。

熱硬化性樹脂に比べて耐熱性や強度が劣る場合があります。

プレス成形がメインとなり、形状・大きさの制約がありますが、生産性の高さや樹脂のリサイクル性などが特徴で中・量産に向いています。

サマリー

今回はCFRTP/CFRPの違いについて解説しました。

①CFRPは、熱硬化性樹脂を母材としている。

②CFRTPは、熱可塑性樹脂を母材としている。

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