CFRPの可能性

幅広い分野で活躍するCFRP

CFRP市場の拡大 

CFRP(炭素繊維強化プラスチック)の最大の特徴は、『軽くて・強い・腐食しない』ことです。それらの特徴を生かして、幅広い分野で先端素材CFRPは活躍しています。今後も市場は急速な拡大が予想されており、様々な場面で体感することができてくることが期待されています。一方で、生産性や製造コストなど課題もあります。

自動車へのCFRP採用

SDGsをはじめとする環境問題や意識の高まりに伴って、自動車業界においても低燃費化やクリーン化は大きな課題となっています。電気自動車の普及に合わせて、重い燃料電池の搭載が必要となりCFRPによる車体軽量化の期待も高まってきています。CFRP化が想定される自動車部品として下記の様な部品が挙げられます。

燃費向上への貢献

CFRPの軽量化によって燃費向上へ大きく貢献します

自動車分野においては、スーパーカーなどの高級車で多くのCFRP部品が採用されています。一般車への適用は生産性やコストの課題などから、まだまだ限定的ですがオプションパーツでの採用が増えてきている、といった状況です。しかし軽量化による燃費向上によって、二酸化炭素排出量も削減ができるため開発は加速しています。航空機産業では、Boeing787の機体重量約50%にカーボン・CFRPが採用され燃費向上による航続距離や巡航速度の向上などCFRP軽量化による効果がでています。今後は、CFRPの低コスト化も進み一般車への普及や、eVTOLや空飛ぶクルマなどの新モビリティへの採用も急速に進んでいくことが期待されます。

CFRPが貢献する領域

CFRPの特徴

低比重

CFRPの比重は1.5-1.7g/㎤

異方性材料

繊維の方向に強度が依存する異方性材料のため、繊維の種類や量・方向によって性能を変えることができる

高強度/高弾性

使用する繊維によって引張強度は3000-7000MPa、引張弾性率は50-900GPaと幅広く、使用する用途に応じて設計の自由度が高いことも大きな特徴

その他

寸法安定性、腐食しない、振動減衰性、疲労特性、X線透過特性、高熱伝導性など

UCHIDAの特徴

当社では、CFRPをはじめとする複合材において、設計・解析からCFRP製造、二次加工・アッセンブリ、塗装、品質保証、試験まで55年の実績・ノウハウを活かしOne-stopで対応可能です。

幅広いCFRP成形に対応

オートクレーブ、プレス、RTM、HP-RTM、Va-RTM、ハンドレイアップ、3Dプリンター

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UCHIDAについて - 創業55年

当社では、FRP・GFRP・CFRPを用いたCFRP成形加工メーカーとして多くの技術ノウハウを活用し、設計・解析から製造、二次加工・アッセンブリ、塗装、品質保証、試験までワンストップに対応しています。

UCHIDAの設備

UCHIDAではお客様の高度な課題にも対応できるように最先端の設備を導入しております。

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