CFRPエポキシ樹脂

CFRPとは?

炭素繊維は単体では比強度の高い“糸”であり、形状を保持することができません。プラスチックと複合化することにより、高い強度や弾性と成形性を兼ね備えた製品をCFRPやドライカーボンなどと呼んでいます。

エポキシ樹脂

樹脂は大きく熱硬化性(加熱よって反応し固まるタイプ)と熱可塑性(加熱によって溶融し冷却によって固まるタイプ)に分かれます。熱硬化性は“クッキー”、熱可塑性は“チョコレート”のイメージです。熱硬化性樹脂の代表格である『エポキシ樹脂』は、優れた機械特性や耐熱性に加え、炭素繊維との密着性の高さから多くのCFRP製品にマトリクス樹脂として採用されています。炭素繊維に樹脂を含侵させたプリプレグを中間材料として使用し、CFRP製品を製作します。

プリプレグとは?

プリプレグ・Pre-preg(Pre-Impregnated)とは、樹脂があらかじめ予備含侵された炭素繊維シートのことを指します。強化材として使用する炭素繊維にあらかじめ樹脂が予備含侵された素材を“カーボンプリプレグ”と呼んでいます。

カーボンプリプレグ積層動画

CFRPの特徴を発揮しやすく、プリプレグを使用するCFRP成形の代表としてオートクレーブ成形があります。

サマリー

今回はCFRPにマトリクス樹脂として多く使われているエポキシ樹脂と使い方ついて解説しました。少しご理解いただけたでしょうか。

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